『悪魔の舌 PART2』/ハァモニィベル
『悪魔の舌 PART2』
五月始めの或晴れた午後のことであった。
3時を少し回った頃、私はただ何となく
空を見上げて、ぼぉっとしたまま、無心な
状態でいたと思う。突然、スマートフォン
が鳴り、ハッと我に返ると Line の通知が
来ていた。
見ると次の数句が記されてあつた、
「<羽の消失がもたらす花の喪失について>という題で、
是非とも貴方様に講演をお願いしたい 301人類」。
交通費、宿泊費など全額もつから、何としても ××県
△△市の○○まで来てくれという内容が確認できた。
くれぐれも独りで来るようにと念を押してある。
(コレは何だろう? この30
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