歯車のこと/はるな
 
おふとんでねよ」(寝ようね)。

それでもまだ 、っていう感じのなつかしさ。十分とか、足りてる、とかにいらいらする感じ。天気の良い昼間、電気を消して居る部屋のさびしさ。(そうして、こんなところまで来ちゃったなっていうやつ)。
たしかにやり方はどんどん変わっていく、言葉は直感的になって記号っぽくなる(卍)、それって螺旋階段を一周回って一段あがったみたいな高度さ(「みないでね」っていう暗黙と、「みていませんよ」っていう暗黙)。進化した地を這う蝶。
「なんかいいね」ってコマーシャルから感じる違和感がどんどん薄れていくと、「なんかいいね」が「なんか」になる。でもそれって嘆くことではないとおもう、歯
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