愛に生きて/
草野春心
青空にむかって
わたしたちは歌った
夜はながく とても寒く
深く 生きながらにして
かたちのなかで毀れていた
シャツをきて お茶を飲み
静かに 悲しみを抱きとめて
冗談のように
だれにともなく
愛していると言った
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