初春五夜/nm6
 
粉ふるい男女のそれは喉に目にあれよあられに今年せつなく

マスタード月夜騒ぐよいつ帰る黄身にゆられて白身のぼくは

真夜中に詰めた音響ぱらぽろり明日の隙間かまだ夢かもし

戯言のぼくはところで遠い空圧すなよくらりまだ消えないや

アボカドの敷きっぱなしの6畳のへばりつく皮の黄緑の蝶

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