夜を落ち続ける(終わりが明記されないまま)/ホロウ・シカエルボク
 
真剣に考えたことがあるだろう?おそらくこの世でもっともそれを受け止めているのは、夜を落ち続けるこれ俺以外に居ないのではないだろうか?そんな考えは俺をいい気分にさせる、たとえそれが自惚れだとしてもだ…感覚について語るのは大事なことだ、感覚は人間を分岐させる、感覚のないものたちを見てみろ、鸚鵡のように同じ言葉を繰り返すばかりだ、俺は夜を落下している、それは一見俺を殺しにかかっているように見えるが、同時に俺を俺のまま生かし続けているものでもあるのだ。


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