サキュバス/
福岡朔
更紗(サラサ)の手触り 色彩の氾濫 溺れるこの夢の確かさ
伽羅(キャラ)の薫り 裸身に流れるたっぷりと重い黒髪
豊(ユタ)かさの まことの意味を知り候え
婆娑羅(バサラ)を遠く眺めいて 微笑しながらくゆらす紫煙
隙(スキ)だらけの娼妓は齢八百 君に触れるから爪は短い
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