三匹が斬る〆 現代詩フォーラムランダム道中千人斬りの巻 其の壱百四拾壱〜其の壱百四拾八/肉球マニア
というわけで、遅々として進まぬ千人斬りである(笑)
ま、気長に、お付き合い願いましょう。
では、はじめます。
□其の壱百四拾壱
『私は石である。』 佐々宝砂 ★★★☆☆
http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=1673
「うぶめ」は「姑獲鳥」とかいて、もののけである。
京極夏彦の「姑獲鳥の夏」では、「百物語評判」からの引用として、「産の上にて身まかりたりし女、其の執心、此のものとなれり」とあり、「腰より下」を血に染めた恐ろしげな姿が紹介されている。その「うぶめ」の悲しみに比べたら、子を産めないお前のほうが幸せだと男が言って
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