即興ゴルゴンダ三部作【嗚呼  夢よ うつつよ】/るるりら
 
なる
七月 ゼリー色の夏を堪能
八月 そこかしこに愛があふれていた
九月 オーロラに包まれた
十月 ホスピタル・サーキット開催
十一月攻撃はいつも後ろからはじまった
十二月嗚呼 揺れる なまざしだった



【嘘つきの休日】

口、 虚に つき ご注意ください
目、やみつきにて しんこきゅうなさいませ

ぜんぶ すてて よいのです
はだかんぼうが ほんとうです
はだかのこころは
満月のようです

闇の水平線から
浮き上がる月が
光の道を まっすぐに私の足元に降りてきています

ねぇやさしい 口虚つきさん 
あらあら お口が虎に なっちゃっ
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