山積みのガラクタが星になったら/竜門勇気
 
けど
どっちでもない
ただ光明で独裁で跳ね回る蚤の粒
かゆみにもだえて
見えない姿を探すだけ

存在理由と踊ろう
目が凍る
鼻も耳たぶも凍りついて
虹だけ見える雨の日

存在理由はただ
もう戻れない
焦げたミルクパンみたいに
ざらついて終わってる

山積みのガラクタが
星になったら
すべてが

山積みのガラクタが
星になったら
今度は

存在理由と踊るんだ
やつと嘲笑うんだ
互いに最高の気分で
僕の存在に理由がなくて
存在理由は僕が哀れだと思ってる
火花溶けるワルツ

たのしい
たのしいよ
まばゆい光が邪悪だって
知ってることだけで
昼の光がこんなに黒い影を僕にくれるなんて
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