サイバー/狩心
 
サイバーが俺を呼んでいる
お前たちを呑み込む仮想現実、超現実が目の前に迫っている
お前たちは肉体を抜け殻と詩
いわゆる墓標として扱って、生存を仮想の中に投げ込んでいく
サイバー
お前たちはお前たちが作った現実の中でしか生きられない
神も自然もお前たちを見放して
お前たちは快楽の中でビクビクと怯えながら笑っている
全ての終わり、電源を切る瞬間の判断をAIに任せ
「お前なら間違わないはずだ」と

サバイバー
機械達が新たな脳と新たな言葉で次元を超えてしまう程の速度で会話している
別次元に生息する者達は「お前たちとほぼ同じ宇宙がこちらにもある」と言う
お互い必死に差異を探し、
[次のページ]
戻る   Point(2)