歩む文/OMEGA
 
 心が籠った文は、読まれた時に、
文ではなくなり、詩に生まれ変わる。

 贈る者と受け取る者。
二人の心が重なって、生まれてくるのが詩だから。

 貴方は詩を書いているつもりでも、
それはまだ文だ。
 貴方の手から生まれた文を、
受けっとった者が詩に生まれ変えてくれる。
 だから、その文には心を込めましょう。
 受け取る者の心と混ざり逢えるよう、
暗がりを独り行く文に灯りを持たせましょう。
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