水虫ジュク夫「ひとりぼっちはもういやだ」/花形新次
 
世界との繋がりが
ネット、しかも自称詩投稿サイトしかない
そんな男の悲しみが
おまえなんかに分かるものか

俺はいつだって
泣きながら
キーボードを叩いているんだ

ちょっとした
やり取りが出来たなら
一日はハッピー
褒めてくれる人のためなら
死ぬことだって出来るんだよ

俺はいつまでも
泣きながら
おまえのイイねを
待っているんだ

批判されてばかりの人生だけど
今ではそれすらありがたい
ずっと繋がっていたいから
過剰に反応してしまうんだ

俺はいつだって
泣きながら
おまえの批判を
待っているんだ





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