日々の垂れ流し050319おはよう/A道化
朝を待つ時間は長いけれども、朝が近くなれば飛び起きて走り出さんばかりに活動を始める、…実際、走ってしまう。階段を駆け下りて、最後の数段の階段と天井をつなぐ数本の柱のうちの最後の一本を右手でつかんでそれを中心にくるりと回る。柱と踊っているように。歯を磨いて顔を洗って新聞を取り雨戸を開けダイニングルームに行き暖房をONにしたら、暖まるまでの間、隣の和室にて夜明けの近い空の薄っすらした青い明かりの染みた障子戸に向かい柔軟体操を始める。いろいろな音が聞こえる。鳥、時計、私の呼吸、畳と私の体のこすれる音、時々、骨がパキッと小気味良い音を立てる、家電の音、新聞配達のバイクのエンジン音。全部を、私は呼
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