いつだって気づかないところで孵化は続いている/ホロウ・シカエルボク
、言葉自体に目標を持たせてはいけない、そこに意思があればすべては書かれた瞬間に終了してしまう、それはあくまでも、言葉では語れないものを語るために使われなければならない、俺たちは真実の幹から張り出した枝を飛び交う蝶だ、無数の葉に阻まれて幹に近付くことは絶対に出来はしない、下手したらそこに幹があることすら知らずに死んでいく、辿り着かないから目指すことが出来る、ふとした瞬間に垣間見えるその樹皮は
いつだってまだ死ぬわけにはいかないと思い出させてくれるだろう
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