昆虫/tonpekep
オルドビス紀の末期(今から4億年ほど前)、大群の隕石がこの地球に落下してきた。
その隕石の大流星群の発生は、アンドロメダ星雲のひとつの恒星の爆発で、遙か何百万光年の彼方からやって来たことにしよう。
隕石は大量に地球の海や陸に落ちてきた。その衝撃はそれまでの地球の生命の形態を根こそぎ変えてしまうほどのエネルギーを持っていた。三葉虫などといった無脊椎動物が栄華を誇っていた時代のことである。それまで気の遠くなるような時間の中で、進化し続けてきた地球上の生命体はほとんど全滅する。
かろうじて海に棲む生命体は水という生命保護のプロテクターによってわずかだが本来の生命系統を維持できた。ただ、陸の
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