赤いトナカイの影/黒川排除 (oldsoup)
のものであり続ける。続行そのものは怯えに過ぎぬ、肉体が滅ぶ時にちょうどと言うことが出来るか、ちょうど肉体が滅ぶとしたならば次に何が起こるか、それは生きる上では微細な疑問である。しかるに、著しい交換の断面が結露する時には幾度となく登場する水というイメージが想像の産物となり架空の太陽ないしは架空の月の生まれたるその直下で回し続ける光が朝夕の区別を融解して目的外の目的を達成せんと息を巻くのはコロナより黒点に表情を求める観察者の長い望遠鏡に比することの出来ぬほど長ったらしい交渉における交換つまり壁と床の間にある隙間での紙幣の取引の一部始終で限られた範囲では監視カメラで覗いている管理者のパスワードが英字で埋
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