友よ/
ヤスヒロ ハル
別れが近い
それぞれの道を
苦しみ考えながら
掻き分けていった
うつくしい我々
容易く感情を揺らし
気も付かずに裏切り
気も付かずに暖め
たくさん心を使った
うつくしい我々
道は無限に別れ
果てしなく続き
時に絡まり
時にほつれた
うつくしい我々
友情の調べが
たしかに流れていた
同じ朝を向いても
時に嫉妬もあった
それでも
風を光らせ
ともに走った
うつくしい我々
うつくしい我々だった
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