突き詰める姿勢/狩心
ぬるいぬるすぎる
もっとだ
もっと高く 死ぬ直前まで 恐れる事無く
突き進めない者達に 創造を語る権利はない
光る指先 弾けるシナプシス 迸る内臓の噴水
意識を評価するほんの一滴の理性 追い駆けて
この空間はこれでいいのか
掴み取る体験の意義について
戦う動機と息切れについて
途中下車のホームでひっそりと佇む死神について
大儀の為に欲望に負けないように
自分の限界を定めないように
与えられた運命は自分の為だけではないという事を
アクションの為の忘却は罪ではないという事を
汚れてもなお皮下の原決が見えるように磨き続ける事を
磨き続けた断面が鏡のように光を反射して壁に反射して
人というものを倒れさせても
血液型や価値観の違いや立場を超えてなお
一瞬の判断の迷いもなく輸血できる事を
臓器移植できる事を
体の外側にオーラのように
死者達のレクイエムを陳列できる事を
それを体中の百万の目で多角的に抽出駅的溶解する事
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