シャンデリア/
草野大悟2
シャンデリア
空のにおいが
なないろの真珠になって
くもの糸にきらめく朝、
なつかしい音楽を
聴いた。
それは
くさむらから、
(あるいは天から
(あるいはおおくの人たちから
吹いてきた。
やがては消えさり、
そして、また生まれる
永久(とわ)の生命の波動とともに。
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