もちろん君がそれを誰かから受け取りたくないのならと言うのなら、だけど/ホロウ・シカエルボク
 
理だ、そしてあらゆる変化とは常に成長のように行われなければならない、長い時間をかけて覚えたもの、身に着けたもの、変化し続けようと蠢いているそれに、終着点を設けてはいけない、決していけない、それはまだ大きくなれる足に纏足を履かせるようなものだ、もっとも、君があくまでもそれを君の美学だと語るのであれば、俺としてもこれ以上なにを言う気もないけれど…変わらないでいるために同じことをやり続けるのは愚の骨頂だ、それは得てして一本気で真っ当な行為に見えるし、無責任なギャラリーたちだってきっと評価してくれる、でも、それはただ慣れていくという行為に過ぎないんだ、そして、一度慣れてしまったものは、たとえ飽きたってやり
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