星のタトゥー/
本田憲嵩
その夜空に
つよく金色に光らせた
するどい星で
屠るように
線を引いてしまった
星は消えそうして夜は終わり――
(やがて陽は昇った)
ぼくは
ぼくの目は
ぼくの頬は
その
消えたはずの
みえない星を刻んでゆく
――
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