げすぼいす/desert trip
 




受動的な苦しさ例えば
一寸先が闇だったりとか
目指すもののない虚しさとかを
目一杯受けることで
傷つくことで
日々ただ過ぎてゆく生活を
美しいと納得することにして
目をつぶりながら笑います





  無題(惨め)


僕じゃなくてもいい人が
僕に近づいてくる
しばらく心を交換し合おうなんて笑って僕の心を食い荒らしてゆく
そうしてからチクッと小指でとても解けない難問をいたずらっぽく放って
最初からいなかったように去ってゆく
解決は忘れた 心の調達をしに来たのかなあ
ここには沢山の色があふれてるから

ほら
さらさらの僕の心

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