ふみだしたひとつ/
捨て彦
ねえねえ
ぼくがね
ふみだしたひとつ
ふみだしたあしもとのひとつ
ふみだしたあしもとのひとつの
そのしゅんかん
ふみだしたあしもとがなにげにまばたきしたそのしゅんかんから
きれぎれだったものとーんのまちは
せっそうもないほど
いろつきはじめるよ
むねが
ああ
むねがばくはつしそういまにも
なにをしているのきみ
たいそうすわり
なにがたべたいのきみ
にんじん
ほうかごこうしゃの
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