草稿?/よーかん
も」と挨拶出来ている。
細身のジーパンをゆるく履き、
ユニフォームはたぶんフタサイズ大きめで、
後ろポケットにムラサキ色のダスターを挿して、
布地のスニーカーで足音なく動く、
彼女の早朝に、
好感を感じているのに嘘はなく、
表情に出さないよう気をつけているのが、
オジサンの朝の感じだと、
そうだろうなと思っている。
マスクの上の細く平らな眼には、
ボクに対する興味など
微塵もないのだけれど。
話すのが面倒なだけと推測して。
あたりさわりのない会話もしないで通り過ぎている。
帰りは
四街道インターで降りるため、
ワインを買うコンビニはどれで
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