待って/
布
ゴシュウゴシュウ!
逞しく走り出していた
熱視線で黒く塗り潰され
既に走り出していた
山は白く朝日を浴びて
僕は時代に取り残された道化師の様に
走り去って行く歴史を眺めていた
まだ半分以上残された蓮根の入った寿司を眺めていた
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