5時間目:英語/吉兆夢
くり返った飛行機が。開いたそこには殻から出られない chiken その口から吹き出しが伸びて几帳面な綴りが叫んでいる。
" have to < should < WANT TO ! "
時間割がキリキリ擦れる相変わらずの Thursday。窓際禁煙席のメガネスマシは今日も Close your text を左に流して比較級をさらう tact の指し示した窓の外、あの日の ground ではまだあの日の僕がひとり足踏みしていてマウンドから去る加藤を「どうして走ったんだよ」と詰っていたけれど「時が来たんだ」と嘯いたきり鈍足加藤は行ってしまった。 気づけば僕の故障した右手には bat が握られており、野手が飛球を取りこぼす――走った僕は走った半年間の bench warmer が雲を切り裂く ospray が最高タイムで迫る突っ込む転がる second 「スリーアウトチェンジ」―Do your Best!―
君の告げる最上級で教室中の窓が BroKen! BroKen! BroKen!
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