君と僕を巡る、/狩心
反復して欲しいんだと、
分かっていたけれど
「大好き」だとか、
「愛している」よりももっと強い、
感情と
信念が
あった
つい最近、
君の病気が再発してしまって、
君がまた僕に、
大好きだよと
言ってくれた時
僕は君に、
君は僕の命ですと
言って
見つめ合いながら
手を絡めて
二人で、
泣き崩れたね
退院したら、
行く先々で、
二人の写真を撮って
思い出のアルバム、
宇宙一の宝物を作りたいと、
君は言う、
うん、
絶対やろうねと、
僕も言う、
そのアイディアはかなり前、
君が正常だった頃に、
僕が提案したアイディアだった
君
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