蘇我氏/tonpekep
 
、日本史上、空前絶後といえるほどの苛烈さであったと思える。

誤解を承知で書くが、政治家という者は、公と私が同時に共存している、ある意味精神分裂を日々繰り返す職業ではないかと思っているのだが、蘇我氏の長、(入鹿はちょっと疑問だが)稲目、馬子、蝦夷は公とともに生きた、ある意味希有の一族だったのではないかと思う。

大陸に匹敵できる(当時中国は隋の時代か)豊かさ、最先端の文化と技術力を追求する欲望は、政(まつりごと)を司るものとしては麻薬のような興奮状態にしたかと思われる。
期待は大きすぎるのかもしれないが、現代の政治家というものも、公に自らの生死をかける生き様を見せてくれる者、であることを信じたい。
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