挨拶/ふるる
輝き続ける願い
それはレイ・ブラッドベリが有名な短編の終わりに
メイクアウイッシュ
と繰り返したように?
そうだ
君は僕を頼りにしている
並んで歩けばあのことを思い出す
元気です
実家に帰るといい
あの大好きだった背の高い木(鈴かけの木)はまだありますか
ぼくたちの過ちを冷えた姿見のように記憶している木
組み上げられた記憶は廃墟に降る雨
芳しい山
本当はさらわれていた
願い
ほとんど、いや全部、君たちが必要だと思うものが誰かによってもたらされる
一つの歌
一つの清らかな日もきっと
それでは
答えを言うために明後日帰ります
お目もじ楽しみにしております
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