本音は外に出たいんだ/無限上昇のカノン
 
小春日和の週末は
外に出たいと翼が泣く
翼の持ち主である私自身は
外出するのが億劫で 
特大アンケートに答えてる
どんなに翼が泣こうとも
出掛ける場所が見つからない

小春日和の週末は
窓辺でお昼寝が気持ちいい
外に出たいと翼が泣いても
睡魔を言い訳にして 知らんぷりを決めこむ
こうして翼も足も衰えていくって知っていながら

ああ どんどん鈍くなっていく
ああ 感性がどんどん鈍くなっていく
翼が泣いても
何も感じない私は過去を振り返って愕然とする
小春日和の週末は
恋人と2人で散歩して
自由に羽ばたいていたことを思い出して
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