さよなら/
もっぷ
の一歩手前は
それなりな安上がりに二人を満たしてくれた
とっても好きという感情
今となってはそれが君へのだったのか
君との約束や秘密へのだったのか
あるいは安上がりないくつかの場所のことだったのか
秋も冬も
あたりまえのように
廻ってそれが
日々だった
いつの日々にも君がいた頃を
ふり返ってみると
いつも隣り
心が隣り
でもそれは
おんなじ
ってことじゃない
二人は一緒に学びながら
二十歳の門をさりげなく潜って
子供時間とさよならをした
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