ライター/YAMATOMO
 
春はもう確実なものになろうとしている


去年と同じの部屋は去年の夏と
同じ形をして、同じ模様の俺が彩っている

クセになったポーズで
カーテンを開ければ桜が落ちきった木が見える
花びらはどうやら、熱くなりすぎて燃え尽きたらしい
俺には真っ白に見えた


窓の冊子にはライターが置いてある
君がここに置いたままもう九ヶ月もほったらかしにして

夜中に窓を開けて
あの星には誰かが住んでるのかな?
なんて話した
ライターの火は強く、そして熱かった・・・。

その夜、俺は君を抱いた。。。。



心が重くキシム
君の顔を見ることはもうないのだから


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