失明/くるす
大声なんか出せば
きっと振り向いてはくれると思ってた
君は振り向かない
歩き去る
寂しいの足跡だけを ぽつぽつ残して
君の心に巣食う黒い悪魔
君の言う夜色の感情
全部食べてやるよ
そうつぶやいては自分を見失う
見つめていたら抱きしめたくなる
抱きしめたらなんか急に臆病になった
いかないでくれ たのむから
そうやってコトバに溺れる毎日
目が合って
避けあうの これ当たり前
壊したいのに壊せない
必死で自分を守ろうとする君
壊すまいと思いながら
壊れるのを恐れて僕は
君は
お互いを避けあうね
たまんないよ
ああ たまんないよ
いやんなるくらい
嫌われたくねぇんだよ
たまんないよ
ああ どうすりゃいいんだ
いやんなるくらい
お前が好きだよ
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