雨音の中で/無限上昇のカノン
 
お日様がどこにもいないような雨降りの日
私は体調を崩してベッドの中
看病してくれる人もなく
食事をする気にもなれなくて
1人静かに眠ることにする

子守歌のような雨音が
私を眠りの渦に巻き込む
目を開けているのも辛いから
私は静かに息をする
薄暗い部屋の蛍光灯は
何故かゆらゆら揺れていて
私の体はくるくる回る

天使がのぞき見していても
今日は話をするほど元気じゃない
お日様が消えてしまった雨降りの日
冬が間近に迫ってる
雨音だけが響く部屋で1人
暗闇のような眠りに沈み込んでいく
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