ロバート/無限上昇のカノン
 
ロバートは売れない小説家
それでも彼は諦めない
波乱万丈の人生が
彼を大人にしてしまった

ロバートは少々太り過ぎ
誰も指摘する人はいない
ざらざらの肌と黒い巻き毛
見栄えのする外見ではないけれど
彼の書く小説は いつも青空
彼の優しさに満ち溢れてる

ロバートは売れない小説家
なんで売れないのか不思議過ぎて
原稿を何度も読み返してみる
面白いのに 摩訶不思議
愛しいロバートが書く小説は
どんなに悲劇であろうとも
青空のイメージが頭に浮かぶ

愛しいロバート
私のロバート
ずっと青空の小説を書いてよ
それが 貴方らしさだと
私のハートが言っている

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