1/10000/043BLUE
 
いつものビルの
屋上の
錆びた欄干の上で

ボクは君を待っている

たとえ1/10000分でも
ぼくを疑っているのなら

ぼくは空を飛んで見せるよ

たとえ1/10000でも
君の気持ちが本当なら

9999の嘘を
真実に変えてみせるよ

今日はいい天気だ
風は冷たい

ぼくは今
あの昼の月の
重力を感じている

僕を誘っている・・

今日は
飛べそうな気がする

僕にそれができる確率は
万に1つかも知れない

それでもぼくは
その1に
すべてを賭けてみよう

君のためではない
僕のためでもない
1/10000のために

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