はじめが肝心/花形新次
 
「最初の撮影で終わりまでいけることが
AV男優としてやり続けられるかどうかを
決める重要な要素です。その点、僕は
はじめてが樹まり子さんで幸運でした」
これは、かつて一世を風靡した
AV男優チョコボール向井の言葉だ

自称詩人の場合は真逆で
最初に投稿した自称詩が
まともな人の目に触れて
酷評されでもしないと
調子に乗って
死ぬまで自称詩人をやり続けることになる
自称詩人はAV男優と違って
世の中の誰も喜ばせることがない
むしろ、とてつもなく迷惑で不幸な
加齢臭のような存在なので
やり続けること即ち
旦那の枕、ゴミ箱に捨てたい、なのだ

何にしても
はじめが肝心ってことだ

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