出帆/
ひだかたけし
混沌として揺らぐ相変わらずの朝を
秋の気配含む涼風吹き抜け
見上げれば青い青い天空広がる
宇宙の時流は淀みなく静かに進み
混沌の中に律動を見い出した私は
この己産まれた九の月に
思い新たに出帆する
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