試供品の朝/ホロウ・シカエルボク
 
かの金持ちのセスナかもしれない
飛行機雲が自己顕示欲を賛美してる
大きな声じゃ言えないが墜落するといい気分になるだろう

粗末な寝床にかじりついて
どんな夢を見るつもりだい
枕を覆う布は清潔なものに取り換えたかい
妙な時間に目を覚ました時に飲む飲料水は用意してあるかい?

明日も暑くなるらしいよ
みんながうんざりして
それでもすべてのことがつつがなく進行していくんだ
おまえは本当にそういったいっさいを愚かしいと感じる

だけど明日の朝もきっと
アラームが鳴る前にしっかりと目を覚ますんだ

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