在るもの再び/
ひだかたけし
ああ まただ!
ものというもの浮き上がる
異なる位置占め、それぞれに
明確な輪郭保ち、しっかりと
在る在る、いつしか重なり合い
在る在る、各々の色は保たれ
(己 も また、
在るモノ となり
ゆっくり伸び広がり
ながら瞑目する)
在るもの在るもの、
騒めき始め
動かず純白に輝き響く
広がる意識に〈在る〉鮮明!
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