狂気の中の光悦/狩心
 
者たちの思い出がいっぱい詰まった
たった一枚の布切れを纏った肉片のない骸骨戦士が
物凄い形相で駆け抜ける疾風の羽馬ぁぁ
宙に浮いて宇宙へと逃げ出そうとするボールを
ジャンプして掴み取りキスをする波根馬
爆発する時限爆弾

飛び散って拡散
ホームに突き刺さる鋭利な骨の数々

翌朝、町の至る所の壁は破壊され
透明になった壁に光る言葉の数々

轟音、サイレン、怒号、悲鳴
光を手で掴むことはできない そして静寂
体を揺らして町中の人達が踊り始める
肩を組み始めて円を組んで踊り始めるステップ
右足前、左足前、サイドステップ!
右足前、左足前、サイドステップ!ワァ!と叫ぶ
狂気はひとつの生物となって回転しながら他の町へと向かう
巻き込まれる世界

たった一つの優しさが忘れられなくて
たった一つの後悔が忘れられなくて
たった一つの体験がしたくて

たとえ何もなくとも
迷わずにその軌跡を信じている、

それが知りたいのならば、君も参加すればいい

涙さえも運命であって
私は自己満足する為の 孤立する機会ではない

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