パターンΩ/秋也
 
ューマニズム
何時だって言葉と先生はたくさん生まれるのに

僕はソファーでTVを眺めている
両脇に男の子と女の子
「飛行機がたくさん乗っている大きな船だね」
「この大きな船と飛行機はどこに向かうの」
「たくさん殺して、少し死んで、多くを亡くすのかな、お腹いっぱいになるため」
答えられず涙も流さず
両脇を腕で寄せ震えずに
二人を数秒抱きしめてみた

人の体温という温かみさえ感じてもらえれば
それが僕の精一杯だ
悲劇は誰も繰り返したくないはず
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