血虚の蒼穹/信天翁
 
      枯渇した 時空のしたで
 
     血虚の 生ぬるい風と光が

  けだるく 痩せた猫背を つつみ

ふやけた卒寿の かげをつくる とき

    わが半生は 半古紙 となる 

          それでいいんだ

それでいいんだ


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