蛙の夢/
藤鈴呼
たコツを
すっかり 忘れてしまっている
波間に埋め込んだ 魂 一つ一つみたいに
揺らりと浮かべた葉の 流れる先に
願いを込めた
遠い過去の ワンシーンのように
不確かな 想いなのです
ふわりと香る桃の花
向こうの山際を 彩っている
もう少しすると 藤が咲きますね
蕾のような 八重の桃色を
ゆっくりと 眺めながら 集う
井戸端会議が
ただただ 懐かしかった
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