濡れ衣/
葉leaf
不意の山火事のように
惨事が痛々しく広がっていく
私に着せられたこの罪の衣
ここから滴る毒液に冒されて
途端に周りが敵だらけに見える
計略が動いている
私を陥れる巧妙な罠が至る所に
私は不安に顔を曇らせて
この罪の衣が毒液が
脱がされない悪意に
巨大な怒りをぶつける
災害は疑いから生じる
疑いに満ちた世界は不意の惨事で満ちていて
私は己の権利を思い出し
もはや法廷しか行き場所はない
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