『さびしい手』/川村 透
ス、トの指は、奏でる
不在 、という名の、暴力、みたいで。
紫の夜に
北斗は尖り、凍りつく
花崗岩の君
なまめいた、うなじに沿って
−−じゅつなげに佇む花
僕の黒いジャケットのつやつやに、消える
雨の色に、香気ノボレ、君の髪の、 深緑
きっと
もっと紅いんだ
君のベッドで、しゃくなげ
シュート、して
もっっと、ダーリン
思い切り、 して
してしてし、Takeずっと
君の、紅い だって
ほら
Shoe Shoe shine to、 two、 too
さびしい手
錆びついTake
さびしい手
錆びついTake
紫のビ
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