『さびしい手』/川村 透
 
しん、や。


さびしい手
錆びついTake

ギタリス、トの指輪、のように
靴磨きの、はなうた、じ みて。
紫の夜が
南十字に降る、触れる

大理石の僕
冷たい膝を、割り砕かれて

−−しゃくなげの花

僕の黒い靴のてかてかに、映 る
飴の色に、湯気ダッタ、君の、頬
きっと、
もっと紅いんだ、
君とベッドと、しゃくなげ
シュラッグして
もっっと、ダル に
思い切り、ラグして
所在なげに唄えば、きっと
君の紅いパンプス、だって
ほら、
Shoe Shoe shine tonight



さびしい手
錆びついTake

ギタリス、
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