she/
キクチミョンサ
さみしい、のかたちに
折り重なって死んでゆく
ひとりごとのなかに
わたしと似た顔をみつけた
タイムラインの流れにそって
点々と血が湾曲している
スワイプ、画面越しの愛撫
暗がりでしか光らない祈りもある
そのうち屍が増えすぎて
さみしい、はずいぶん崩れてしまった
読み取れないこともない
日焼けした余白に
そっと息を吐く
殺し合いのようなセックスがしたい
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