コンソメキューブ/朝焼彩茜色
冷蔵庫をいつもの如く勝手に開け
これおいしー?とコンソメキューブを持って聞く
これはそのまま食べられないよと言っても
好奇心の悪質は止まるはずがない
ダメダメダメダメ!
カンシャク
ダメダメダメダメ
カンシャクを繰り返す
悪質好奇心の舌がびりびりしてうぇうぇうぇと
初めての離乳食を口に入れた時の顔の様になった
まだ幼い表情を見つけた
私も昔 母にご近所さんにコンソメをもらって来てと
頼まれたことがある
それはキャラメルにしか見えないもので
私はそれを素直に食べた
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