慰安婦の強制性に関する会話 (3)/Giton
くて、何か別のものが道筋を開くのではないかという感じをずっと持っているのです。「朝までテレビ」のような理論ずくめで来られると、いちばんのウィークポイントは、元慰安婦の証言に、具体的な点では変遷がままあることです。
彼女らの体験は何十年も前のことで、しかも思い出さないようにしていた忌まわしいできごとなのですから、しかたのないことです。それと、具体的な強制の仕方(慰安所に着いてからではなく、連れて行かれ方)については物証が乏しいこと。発掘された資料のほとんどは国の関与に関するものです。
私たちは、元慰安婦との「対面」によって、一気に問題の理解に達することができたのかもしれませんが、これ
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